このページでは、
私が転職するまでのこと、なぜ4年で3回も転職したのかについて書いています。
私は、母親、姉、叔母が看護師で、
家族の勧めで地元の大学の看護学科に入学しました。
大学のクラスメイトは、ICUやNICUで働きたい、○○科で働きたい、
など、目標をもって就職する中、
「何科でもいいや~」
と思って就職しました。
そんな私が
最初の就職で何を重視したかと言うと、
お金
です。そして、ボーナスがめちゃくちゃ良い、有名な大学病院に就職しました。
そして配属された科は、
大腸肛門外科
でした。外科や消化器外科ではなく、大腸肛門外科・・・
何科でも良いと思っていたけど、まさかこんなに専門的な科に配属されるとは!!
同じ科に配属された同期は4人。
入職して分かったことは、大腸肛門外科は、数ある科の中で怖い先輩ぞろいだということ!
だいたい看護師って気が強いし、怖い人が多いと聞きますが、今考えてみても。ほんとーーーーに怖かった!!
あと、お金が良いということは、それだけ仕事が忙しいということ。
毎日残業は当たり前、21時、22時、時には終電がなくなることも。
とにかく、日勤も夜勤も勤務中はほとんど座ることなく仕事して、
勤務時間が終わってからやっと座って記録が書ける感じ。
そんな病院で1年ほど働いたころ、
夜勤が嫌
と、強く思うようになりました。
看護師をしながら、夜勤なしでもそこそこお金がもらえる仕事はないのかな。
そう思うように。
そして、入職して初めて転職サイトに登録しました。
たくさんサイトがある中、適当に2つほど登録。
日勤のみで病院で働きたくない、
でも看護師の資格を生かしたい。
その条件で、提案されたのが、
CRA・CRC
という仕事。
臨床開発モニター、治験コーディネーター
と言われる仕事です。
製薬会社などに勤務し、日勤だけ、休みも暦どおり。
そして憧れのOLができる。
年収もいいし、経験を重ねると看護師よりもらえる!!
とても魅力的に感じました。
そしてもう一つ。
美容外科クリニックの看護師
美容外科って看護師がいたのか!!
売り上げがいい月はボーナスがもらえる?
日勤だけなのに、夜勤して、残業してる私と同じくらいもらえる?
すごい!!
そして私は美容外科を選びました。
大学病院を1年半でやめ、
大手美容外科クリニック勤務の看護師へ。
病院勤務看護師とは全然仕事内容が違いました。
華やかな世界、日勤だけだし、残業もほぼありません。
スタッフにも恵まれ、
とても楽しかったです。
そして、自分の美意識が大きく変わりました。
それは毎日美意識の高い患者に接し、
自分もメイクや髪型、体型に気をつけないといけない
と思うようになりました。
日勤だけの規則正しい生活。
体重も自然と落ちて、肌も綺麗になったんです。
美容の仕事に慣れてきたころ、
一番慕っていた先輩が、
「やっぱり、年をとって働くときのことを考えると、病院にもどり、ちゃんと経験をつみたい」
と、退職してしまったんです。
そして、私も考えました。
本当にこのままでいいのかな?
すごく勝手だし、続かないと思われても仕方がないですが、
病院に戻ろうと決意しました。
2回目の転職です。
3つ目の職場は、住んでいるところから近く、
大きくない病院。
残業もないところ。
給料はそこそこで。
という条件で探しました。
そして、最寄り駅から電車で10分ほどの
40床ほどしかない小さな病院に入職しました。
決め手は、
日勤の日は昼食が毎日でること、
夜勤の日は夕食と朝食がでること、
夜勤手当がいいこと
です。またお金か!って感じですけど、東京で一人暮らしをするためには、お金って本当に大事です。
小さい病院に入職してみて分かったことは、
やっぱり、私には看護師としての経験が本当に少ない。
若い人が少ない、というか、一人もいない
と、いうことです。
一番年が近い人で、10歳年上でした。
夜勤は看護師2人と、ヘルパー1人の3人体制です。
病棟だけならそれでもいいのでしょうが
二次救急指定病院だったため、
夜間も救急車がくるんです。
まずは救急隊から電話がかかってきますね。
病棟看護師が対応します。
どういう症状かを聞き、
受け入れ可能か不可能か、
まず、その判断が看護師経験2年目の私には難しい。
そして受け入れ可能な患者がやってきます。
もちろん小さい病院なので、
外来の看護師はいません。
薬剤師も検査室にも人がいません。
そのため、病棟の看護師一人が外来の対応に行くのです。
診察の介助、
採血を行い、その血をスピッツごとに別々の種類の機械にいれ、
レントゲンをとると言われれば、パソコンの操作をし、レントゲン板をセット、
部位ごとにセットします。
エコーと言われれば、エコーの機械を持ってきて、医師の介助、
ナートすると言われればナートセットを出してその介助、
薬が処方されれば、薬剤室から薬をもってくる、
などなど、
経験したことないことばかり。
夜は聞く人もいないんです。
病棟に残された看護師は、
40人の患者を一人でみます。
外科だったので、
術後の人、
いつ亡くなってもおかしくない人、
急変もあります。
言い訳に聞こえるかもしれませんし、
それでもがんばって勉強する人もいると思います。
でも、私にはできなかった。
経験の浅い私では、患者さんを殺してしまうかもしれない。
と思って怖かったです。
それを相談する、話し相手になる人も病院にはいませんでした。
ある程度の規模のある病院で、しっかり学びなおさないと、
どこに行っても通用しない。
そして、同期の存在って大事だった。
ということを痛感したんです。
そこで、3回目の転職を考え始めます。
でも、もう少し、もう少しこの病院でがんばろう。
勉強すればできるようになるかもしれない。
さすがに3回目の転職をこの短期間でするのはよくない。
そう思って、がんばりました。
そうすると、体に変化が出てきたんです。
まずは、視力のいいはずの私が、目が見えにくくなりました。
目が悪くなっちゃったのかな。
とも思いましたけど、見えるときは見えるんです。
ストレスからくる眼精疲労
だと言われました。
そして、顔半分にだけにきびが大量にできました。
もともとにきびはできにくい方だったのに。
後は、情緒が不安定になって、毎日帰り道で泣きながら親に電話していました。
3つ目の職場がほんとうに一番辛かったです。
やっぱり転職しよう。
そう決心し、次の病院探しは慎重にしました。
家から通える範囲で
ある程度の規模、
色んな科があって、
夜勤は看護師3人体制、
ちゃんと、夜勤帯でも各部署に人がいるところ。
やっぱり・・・残業は少なめで。
そして決めたのが今の病院です。
4つ目の職場です。
人間関係がとてもよくて、毎日楽しく、不安なく働くことができています(^^)
ほとんど定時帰りです。
もしも、同じように職場が辛くて、辞めたいと思っている方がいれば、
思い切って視野を広げてみてください。
経験があるにこしたことはないですが、
辛い職場でずっと働き続けるよりも、いい職場に出会うまで転職して、
その職場で長く働くほうが、絶対に人生が楽しくなると思います。
長々と失礼しました。
私の経験が少しでもお力になれればと思います。